先週の金曜日、生まれて初めてオペラを観てきた!
本公演ではなく、本公演直前に行われる『総舞台稽古』という通し稽古。
それを見ることが出来るシステムがあるらしく、たまたまそのチケットをもらったのだ。
きっと、観客を入れた雰囲気での練習とか、人が入ると音の響き方も変わるだろうから
そういうののチェックも兼ねているのかなぁ。
オペラ観劇のチャンスだけでも超ラッキーだけど、舞台稽古なんて本公演より貴重かも♪

演目は『チェネレントラ』。
もちろん聞いたこともなく、さっぱりわからない。
ある程度ストーリーがわかっていないと、楽しめないと思ったので調べてみると
なんとイタリア語で『シンデレラ』のことだった!!
しかもロッシーニ(名前だけはなんか聞いたことあるぞ!)の名作らしい!
ガラスの靴でなく腕輪だったり、魔法使いが出てこなかったりと
チョイチョイ違うところもあるけど、大まかな流れはシンデレラそのもの。
俄然興味が倍倍増



初台にある新国立劇場オペラパレスというところだった。キレイ〜

こういう施設があること自体、普段の生活では知る由もないものなぁ〜

ふと気づくとオーケストラの方達が私服。きっと本番ではタキシードとか着ると思うから
それだけが稽古って感じがしたけど、それ以外はまったく稽古っぽさはなかった。

チラシに『字幕付き』と書いてあるので、どういうことだろう?よく翻訳が聞ける席が
あるとかって聞いたことあるけど字幕って・・・??と思っていたら、なんと舞台の両脇に
細長い電光掲示板(←表現が古い?)があって、字幕が出るのだ!
これなら大まかなストーリーだけじゃなく、今歌ってる意味や心情までよくわかる。
もしストーリーがわからなくても充分楽しめる。
最新の技術なのか、かなり前から導入されているポピュラーなシステムなのかは
わからないけど、知らないところで知らない技術が日々進化しているのだなぁ〜!
肝心のチェネレントラは、それはもう素晴らしく面白かった!!!
話の進展が緩やかな中盤に、歌声が心地よくちょっと眠気に襲われたことは
否定できないが、喜歌劇というだけあってコミカルな演出が笑いを誘い
最後はホロリとさせて、また笑いでシメるという絶妙さ。
チェネレントラ=シンデレラが、か弱いお姫様イメージじゃなくて、声も低めで
ちょっと男前な感じだったり、最初から王子と心を通わせるところや、全体的に
感情がストレートに表現されてて人間臭い感じがして、魔法使いが出てくる
ポピュラーなシンデレラよりも、ワタシはこっちの方が好きかも。
そしてオペラといえば歌。
私は常々“もしもひとつだけ人より優れた才能を授かることが出来るなら何?”と
考えるたびに、様々な候補を押しのけ、いつも“歌唱力”にたどり着くほど
歌を歌える才能ってスバラシイ!と憧れも含め思っているのだった。
オペラってその真骨頂だものね。感動しないわけないのよね。
しかも、どうやらこのチェネレントラは難曲中の難曲らしく、高度なテクニックを要するため
超一流の歌唱力レベルの歌手が揃わないと上演に値しない演目なんだって。
それが今回揃っての公演・・・って、もらいもののチケットなのにスゴイことになっていた。
本当にスゴーイ!の一言だった。
オペラって、もっと敷居が高くて堅苦しいのかな、と思っていたけど全然!
こんなに面白いとは思わなかった。お金を払ってもう1回観たいくらいだった。
でも値段を調べたらホイホイと買えるお値段じゃなかったので
またこういう機会に恵まれることを願おう。。(^^;
○新国立劇場『チェネレントラ』 →
こちら ○Wikipedia『チェネレントラ』 →
こちら
そう言えば先週は終了間際の阿修羅も観にいったのだった。
ニュースにもなっていたが入場待ちからモチロン会場内まで超激混みで
阿修羅の周りをギュウギュウの輪になってジミジミジミジミと左回りしている
人たちがちょっと滑稽だった。私もせっかくなので頑張ってジミジミ団に加わったが
執念が足りず最前列に行く前に力尽きてしまった。
生まれてこのかた一度も阿修羅像を意識したことがなく、今回も友人の誘いが
なかったら気にも留めていなかっただろうが、お陰で国宝をみることが出来た。
興味のなかったものにいきなり感動することは出来なかったが、
“国宝阿修羅像を見た”という事実を心に刻んで生きていくのは悪くない。